【書籍レビュー】自炊力
当ブログでは、私が読んだ書籍を紹介して感想を述べる「読書記事」を公開しています。
きっかけ
我が家では家事の分担についてのルールはなく、「気付いたほうがやる」というスタイルでやってきていますが、料理に関しては完全に妻に任せっきりになっています。
それはひとえに、私には料理スキルもする気も備わっていないから。そんな私に妻が勧めてきたのがこちらの書籍でした。
感想
自炊というとスーパーでお肉や野菜を買ってきて、まな板と包丁を出して食材を切って煮るなり焼くなりして…というイメージがどうしてもつきまといますが、この本はそんな概念を最初に取り払うところから始まります。
料理が好きではない人、苦手な人向けに書かれていて、自炊をすることへのハードルを下げてくれるのです。
コンビニで栄養バランスを考えて惣菜を買うだけでも、カップスープに少し冷凍野菜を温めて入れるのも立派な自炊。
仕事帰りに出来合いの惣菜を買ってくるだけの人でもできるような、いつもやっていることを少しだけ変えてみることでも良い、とこの本は説いてくれます。
この本の良いところは、初めに「自炊」の持つ意味を和らげてくれるところでしょうか。
普段は自炊を全くせず、妻に任せきりの私でも「なるほど、これなら自分もできそうだな」と思わせてくれるような方法が書いてあります。
最初はコンビニでバランスを整えるだけで良い。それが出来たら冷凍食品を活用してみる。
自分で料理をする前に料理番組を見て何を作りたいのか具体的に考えてみる。
ここまで出来てからやっと料理を実際にやってみる、という感じ。
一口に料理、といってもただ作るだけではなく、作るものに合わせて買い物をする必要もあります。
料理をしない人にとっては料理のための買い物すらも苦痛なものです。
しかしそれは当然のことだと、この本は終始料理が苦手な人の背中を押してくれるのです。
ちょっとやってみようかな
我が家で私が料理をするのは、週末の昼間に袋麺に野菜を足したりチャーハンを作って家族に振る舞うぐらいで、それも年に数回のレベル。
今はそれでも成立していますが、いずれ子供達が家を出て私達も仕事をやめて、夫婦二人で家にいることが増えてくるとそうもいかなくなるでしょう。
そうなるのはまだまだ先の話ですが、今から料理スキルを上げておくにこしたことはない。
なので、今後は週末の料理担当の頻度を上げていきます、と妻に伝えました。(まんまと踊らされている…?)
人間にとって食事は毎日行わなければならず、家族のために仕方なくやっている方も多いと思います。
そう思うと、料理に対して文句を一切言わず(もともと料理好きだそうで)毎日きちんと栄養バランスまで考えた食事を作ってくれる妻には本当に頭が上がりません。
いずれは平日の食事も担当できるようになることが最大の恩返しになると考えて、まずは焼きそばとチャーハンの味を安定させることを目指したいと思います。
同じ著者の書籍です。